日本の黎明期を考察する。3/武井観光スタッフブログ

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日本の黎明期を考察する。3

二日目も無事終了し、最終日の本日は富岡製糸場を目指します。

日光湯元から日本ロマンティック街道を西進します。
しばらく、標高1500m付近を走行します。
夏だというのに、このあたりは大変涼しく、1年中こんな気候だったら
いいのにと思いましたよ、吾輩は。

ロープウエイ.jpg
途中、寄り道をして、丸沼高原ロープウェイに乗って、標高2000mへ移動しました。眼下に
広がるのはスキー場です。吾輩、大学時代は冬季には浦佐のスクールに入って、
猛特訓しましたが、この18年は、スキー場には全く行ってはいません。もう、体は
覚えていないでしょうね。
こちら、夏でも滑れるようになってまして、この日も、多くの方がスキーを楽しんでいました。
丸沼眺望1.jpg
標高2000mからの眺望です。西側です。東を振り向くと、日光白根山がそびえています。
こちらから登山道が伸びています。
日光白根山.jpg
写真左手から入山します。往復約5時間の道のりです。吾輩はここで皆さんをお見送りです。
二荒山神社にお参りをして、おみくじを引きました。道のりが長いので、急ぎます。

下山して、R120を南下します。

旅行業取扱管理者試験に出る、吹割りの滝にも立寄りました。
吹き割り1.jpg
おみやげもの屋さんの脇を通り、現場へ向かいます。
吹き割り2.jpg
吹き割り3.jpg
「東洋のナイアガラ」だそうです。カナダでもナイアガラの滝を「西洋の吹割り」と言っているはずです。
水量がそれほど多くないように感じましたが、季節によって流量が変化するそうです。
転落事故も起こっているようで、スピーカーからは注意喚起の放送が流れていました。
吾輩の故郷にも「関の尾の滝」というものがありますが、形成の仕組みが同じなのでしょうかね、
懐かしい感じもしました。

先を急ぎましょう。

今回の目的の一つである、富岡製糸場の見学です。
富岡1.jpg
これは、東繭倉庫です。明治初期は蚕の取り入れは年に1回だったことから、大量に保管する
必要性から、長さ100m以上の2階建て倉庫が必要だったという事です。西側にも
もう1棟あります。ガイドツアーが毎時1回ずつありまして、こちらを利用される事をお勧めします。
現在、世界遺産登録に向けての取り組みがなされています。140年前の建物で、世界には
産業遺構としては他に類を見ないので、吾輩も、人類の宝物として、後世に残し伝えるべき
産業遺構だと強く思いました。ガイドの富岡さんの説明も熱がこもっており、非常に分かりやすい
解説で、あっという間の1時間でした。
富岡2.jpg
富岡3.jpg
こちらにある機械は昭和後期に使われていたもので、日産製です。建物内、電燈がありません。
すべて自然光です。両サイドは多くの窓で開口されています。ガラスの一部は、建築当時の
ものも残っています。

「日本の近代化」ということをテーマにした今回の旅行でしたが、目的を持って観光地を訪問
することも、アリだな、と感じました。
紙面、web上からも知識は得られますが、やはり現地に行って何かを「感じる」ことが
大切だな、とも思いました。

今後も、みなさまに紹介できる話題を、貪欲に吸収していこうと思います。

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